イギリスの地域住民主体のレスキュー組織の一員であり、その海外展開組織であるAtlantic Pacific[http://www.atlanticpacific.org.uk/lifeboat-in-a-box/japan/] を立ち上げたRobinさんとKateさん。

 およそ3年前、遠く離れたイギリスから3ヶ月かけて根浜海岸までレスキューボートを持って来てくれた彼らは、現在どんな思いで根浜における民間主体のボートレスキュー事業の振興活動に関わっているのでしょうか。

 彼らの抱く民間によるボートレスキュー振興活動・根浜地域に対する思いに迫ります。

Robinさん:

 そもそもこのプロジェクトは、アートを専門分野とする私たちが、被災した根浜地域を2013年に訪れ、最終的には地域再生につながるようなプロジェクトを提案することを求められていた過程で生まれました。

 現地で色々と話を聞き、地域について調査をするなかで、日本には民間のレスキューボートによるライフセービングの仕組みがないことに気づいたのです。

 さらに、津波発生時の話なども聞くうちに、地域住民が主体となった水難救助のシステムはもちろんのこと、海が身近にあるこの地域におけるこれからの活動の焦点として、民間によるサーチアンドレスキュー(捜索救難)の仕組みが必要だと考えました。

Kateさん:

 私が興味を持っているのは、アートやデザインを用いて政治的・経済的・社会的な分野の課題に変化をもたらすことです。

 ロビンがレスキューボートをコンテナに入れた
「Lifeboat in a box」というアイデアを思いついたことで、水難・溺死事故を減らすという目的への貢献はもちろんのことですが、世界中どこにでも送れる「Lifeboat in a box」が地域の活性化にどう貢献できるのか、とても興味を持って見守っています。

 今の段階では「Lifeboat in a box」はタネのようなものだと思っていますが、これから、そのタネがこの根浜にどのように根ざし、Life boat in a boxが将来的にはこの地域の活性化に貢献できることを期待をしています。

Lifeboat in a box(このコンテナの中にレスキューボートが入っています)

Robinさん:

 2013年以降、根浜に何度も足を運んだことで、根浜に対して強い愛着がわいているのが理由の一つです。

 そして、根浜の様子を見ていると、まだまだ復興の最中であることが見て取れるので、それを応援したいと考えています。

Robinさん:

 「持続可能なもの」が必要なんじゃないかと思っています。

 私たちのAtlantic Pacificとしての活動のVisionは、根浜に

 ⑴産業を持ってくること 

 ⑵仕事を持ってくること 

 ⑶根浜のアイデンティティとしてサーチアンドレスキュー(捜索救難)と防災の意識をもたらすこと

を掲げています。

 民間による事業をこの地で成功させることで、以上の3つを持続可能なかたちで達成することが私たちの目標です。

Robinさん:

 根浜はとても美しいところなので様々な可能性があると思うのですが、一般的な観光ではなくて、何か特殊・専門的な観光、焦点を絞った観光を展開したら良いのではと考えます。

 例えば、ハイキングやレスキューボートでもいいし、この地域の生態系を考えるツアーとか、防災教育といったテーマを絞った観光に焦点を当てて行くことが必要だと考えます。

Robinさん:

 僕はレスキューボート事業を長年やって来た身として(海上レスキューの)専門性をもっているので、海難事故で溺れてなくなってしまう人を助ける事ができます。自分の使命として、それをやらなくちゃいけないと思っています。

 僕はプロジェクトが続く限りこれからも根浜へ来て活動したいと思っているので、サーチアンドレスキュー(捜索救難)のエキスパートになりたい人はぜひここに来てください。

 

Kateさん:

 美しいところで素晴らしい人たちに会いたい人も、ぜひ根浜に来てください!

【川浦】

 お二人とも温かくも熱いお話ありがとうございました!

 お二人が語る姿から、彼らがレスキューボート事業への思いはもちろんの事、根浜地域に寄せる大きな「期待」が伝わって来ました。

 根浜が彼らと共にレスキューボート事業を地域の特色の一つとして活動をすすめ、震災前以上に魅力的な地域に生まれ変わる様子に、これからもご注目ください!

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